
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 19日の米国株式市場は3日続伸して取引を終えた。エネルギー株の買い戻しが続き、S&P総合500種.SPXは週間ベースで約2カ月ぶりの大きな伸びとなった。
ダウ工業株30種.DJIは26.65ドル(0.15%)高の1万7804.80ドル。
ナスダック総合指数.IXICは16.98ポイント(0.36%)高の4765.38。
S&P総合500種.SPXは9.42ポイント(0.46%)高の2070.65。
今週、ダウは3・0%、S&Pは3.4%、ナスダックは2.4%値上がりした。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が17日の声明で、利上げまで「辛抱強い」アプローチで臨むとしたことが株価上昇の主な要因となった。
ロサンゼルスのウェドブッシュ証券で株式部門のマネージングディレクターを務めるマイケル・ジェームス氏は「(利上げが迫っているという)恐怖は再び脇に追いやられた」とみている。
この日は、北海ブレント原油LCOc1が1バレル=61.38ドル、米国産標準油種WTIも56.52ドルまで値上がりし、これに伴ってS&Pエネルギー株指数.SPNYは3.1%の上昇となった。週間では9.7%のプラスと、2011年12月以来の上昇率だった。
企業向けソフトウエア大手のレッドハット(RHT.N: 株価, 企業情報, レポート)は10.6%の値上がり。年間の利益見通しを引き上げたことなどが好感された。一方、欧州での成長が減速しているとしたスポーツ用品大手のナイキNIKE.Nは2.3%下げた。
この日は、オプションや先物の期日が重なったこともあって取引量が多く、BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約109億株で月初来平均の76億株を上回った。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ2004で下げ1102(比率は1.82対1)、ナスダックが上げ1420で下げ1329(1.07対1)。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル).DJI
終値 17804.80(+26.65)
前営業日終値 17778.15(+421.28)
ナスダック総合.IXIC
終値 4765.38(+16.98)
前営業日終値 4748.40(+104.09)
S&P総合500種.SPX
終値 2070.65(+9.42)
前営業日終値 2061.23(+48.34)